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〒194-0022 東京都町田市森野1丁目25番15号

町田市森野の心療内科, 精神科, 精神神経科, 神経内科, 内科

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治療全体像

精神疾患の原因と治療は人それぞれ異なります

人はそれぞれ異なる「これまでの歴史」と「これからの未来」があり、異なる「生物学的・遺伝学的問題」と「心理・社会的問題」を背景に抱えています。

当院では、表出した症状のみで診断するのではなく、医師が丁寧な問診をして、症状の背後にある心因的な出来事、性格傾向や行動パターン、生活習慣や環境などから、患者さんの理解を深め、それぞれの状態に合った治療を行い、病気の回復を目指します。

過剰飲酒、喫煙、肥満などに対して生活習慣の改善指導や薬物療法を行います

  • ストレスによって引き起こされる心身の症状や問題行動などを対象に専門的治療を行います。
  • ドクターショッピング する患者さんの心身医学的治療を行います。
  • 最新の脳科学とエビデンス(科学的根拠)に基づく薬物、および医学的心理療法を行います。
  • 仕事や勉強の能力を最大限に発揮するため脳機能を至適化します。
  • 個々の患者さんに応じたオーダーメイドの治療計画を立てます。
  • 数十万の症例を治療した臨床経験に基づく寛解率100%を目指した治療に努めます。
  • 向精神薬や身体科薬の選定・調整をきめ細かく行い、効果の最大化と副作用の最小化を目指した処方を行います。
  • 過剰飲酒、喫煙、肥満などに対する薬物治療、および生活習慣の管理指導を行います。

精神医学の薬物治療のポイント

現在の精神医学は、「症状中心の考え方」が基本になっています。

それぞれの患者の症状をみながら、それに応じて適切な薬を選択し、組み合わせて、治療を進めていきます。

同じ精神障害(疾患名)であっても、症状の程度、併存している精神症状の有無、現在どんな症状が出ているか、また個人の年齢、体格、性差、発達障害やパーソナリティ障害特性の併存など複数の要素によって、薬の使い方はそれぞれ違ってきます。

生物的アプローチ・心理的アプローチ・環境調整的アプローチ 図

疾患

精神科領域

  • 気分障害(うつ病、躁うつ病、月経前不快気分障害)
  • パニック障害、恐怖症性不安障害、強迫性障害、全般性不安障害、社会不安障害、書痙
  • 身体表現性障害、解離性障害、転換性障害、慢性疼痛症候群、線維筋痛症
  • 統合失調症
  • 発達障害:注意欠如多動性障害(ADHD、ADD)、自閉症スペクトラム障害(アスペルガー症候群)
  • 学習障害(LD)、チック
  • アルコール依存症、摂食障害
  • てんかん
  • パーソナリティ障害、多重性人格障害
  • 睡眠関連疾患

神経内科領域

  • アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭葉型認知症、脳梗塞後遺症、パーキンソン病
  • 顔面神経麻痺(ベル麻痺)、片頭痛、緊張性頭痛、三叉神経痛、帯状疱疹、口唇ヘルペス、末梢性神経障害
  • 痙性斜頚、メージュ症候群、不随運動、せん妄

心療内科領域

  • 気管支喘息、過敏性大腸症候群、ストレス性十二指腸・胃潰瘍、逆流性食道炎
  • 自律神経失調症、じん麻疹、円形脱毛症、神経因性頻尿

その他

  • 更年期障害、勃起不全症(ED)、メニエール病、起立性調節障害
  • 甲状腺疾患、狭心症、高血圧症、高コレステロール血症、高脂血症、高尿酸血症、肥満症

症状

不安
  • 不安やイライラが続く
  • 本番に弱い
対人緊張
  • 対人緊張が強い
  • 人前で過度に緊張する
  • 大勢の人の前で上手く喋れない(声が上擦る・顔が強ばる・顔が赤くなる・頭が真っ白になる)
恐怖
  • 電車に怖くて乗れない
  • 人混みが怖くて避けてしまう
  • トイレに何回も行ってしまう
躁うつ状態
  • 月経前にイライラしたり憂うつになる
  • 感情のコントロールができない
  • 気分の浮き沈みが激しい
  • 気分が極端に落ち込む
  • 時々死にたくなる
過敏な反応
  • 噂する声や悪口が聞こえる
  • 頭や体に電気が走る
神経質な行動
  • 同じ事を繰り返さないと気が済まない
  • 確認を何回もする
  • 何度も手を洗う
記憶力や認知機能の低下
  • 仕事や勉強に集中ができない
  • 記憶力が低下している
  • もの忘れ
  • 段取りを立てたり、計画的な行動ができない
社会不適応と嗜癖行動
  • ストレスに弱い
  • 対人関係が悪化し易い
  • 出社拒否
  • 不登校
  • 引きこもり
  • 家庭内暴力
  • リストカット
  • 拒食
  • 過食嘔吐を繰り返す
  • お酒が止められない
からだの不調
  • 眠れない
  • 頭痛
  • 頭重感
  • 頭がモヤモヤする
  • 全身がだるい
  • 持続する身体の痛み
  • 手足が痺れる
  • 手が振るえる
  • 異常発汗
  • 喉が詰まる
  • 胸が締め付けられる
  • 胸がドキドキする
  • 息苦しい
  • めまい
  • ふらつく
  • 吐き気が続く
  • しゃっくりが止まらない
  • お腹が張る
  • お腹にガスが溜まる
  • 下痢が止まらない
  • 食欲がない
  • けいれん

精神科・心療内科でみられる症状

身体症状

頭が痛い、頭が重い(頭痛、頭重感)

  • 頭痛は、頭部、顔面、後頚部に感じられる痛みの総称。
  • 原因が同定できる症候性頭痛(脳出血、くも膜下出血、脳腫瘍、副鼻腔炎、緑内障など)と画像検査で異常所見がみられない機能性頭痛(片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛など)に分類される。
  • 上記が除外された場合、精神科領域では、ストレスによる心因性頭痛とうつ病による頭痛をしばしば認めます。

めまい

  • うつ病の一症状として現れることがある。めまいが数週間続き、診察によって不安や抑うつ気分が認められれば、うつ病の可能性が高い。
  • 耳鼻科や脳外科、内科の検査で異常が認められず、家庭や職場でストレスにさらされている場合、精神科や心療内科を受診してみる。

耳鳴り

  • 耳鼻科や脳外科で検査しても異常所見がみられない場合、ストレスや不眠などの随伴症状がみられる場合、心因性の耳鳴りも考慮する必要があります。

息苦しい(呼吸困難)

  • 内科や耳鼻科の検査で器質的疾患が除外された症例は、心因性の呼吸困難(過換気症状群)やパニック障害の可能性があります。

胸が痛い(胸痛)

  • 検査で確定診断に至らない胸痛では、パニック障害やうつ病が原因の場合があり、発症形式や既往歴の聴取が大切になります。

胸がドキドキする(動悸)

  • 心電図や血液検査などで異常所見のみられない症例では、パニック障害やうつ病による動悸の可能性があり、ストレスや不眠など併存していることが多い。

喉のつかえ感・喉の違和感

  • 診察や検査で異常所見がみられない場合、ストレスによる心因性やうつ病の可能性もあります。

胃がムカムカする、お腹が重い(胃部不快感)

  • 診察や検査で異常所見がみられない場合、ストレスによる胃炎やうつ病の存在が考えられます。

お腹が痛い、下痢をする(腹痛、下痢)

  • 検査で異常所見がないものの腹痛が持続する場合、過敏性腸症候群、出社や登校時の心因性の腹痛を考慮する必要があります。

食欲がない、美味しくない(食思不振)

  • 検査であきらかな異常所見がみられない場合は、うつ病、神経性無食欲症、アルコール依存症などが考えられ、ストレスや不眠の併存がみられます。

体重減少

  • 各種検査で異常を認めない症例では、うつ病、統合失調症、摂食障害、認知症などが背景にあることが多い。

手足の痺れ

  • 各種検査で異常がない場合、過換気症状群よる痺れ、身体表現性障害、うつ病などの可能性があります。

疲れやすい(倦怠感、易疲労感)

  • 身体的疾患が各種検査で除外された症例では、うつ病、アルコール依存症、更年期障害、慢性疲労症候群などの可能性があります。
  • 睡眠不足や仕事のストレスなどが原因になることもあります。
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精神症状

不安

対象のない漠然とした恐れ、と定義されることが多いが、「孤独に対する不安」「治療に対する不安」など対象が明らかであっても一般的に使われています。不安は身体症状と結びつきが強く、不安とともに動悸や息苦しさをはじめとする自律神経症状を訴える患者さんが多くみられます。

【症例】不安に襲われた会社員
30歳女性、会社員。半年ほど前から不眠と不安が続いている。仕事のこと、将来のことなどあれこれ考えて、寝られない日が続いた。昼間は漠然とした不安が常にあり、職場での緊張が強くなり、動悸や息苦しさが出現、内科では異常ないといわれ当院を受診した。
【対応】
単なる不安だけでなく、身体症状、怒りや焦りを伴うことは多いです。最終的には本人が現状をどれだけ受け入れることができるかが、症状の軽減への鍵となります。
不安が慢性的に続き、社会生活に支障を来す場合は、薬物療法が有効となります。
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恐怖

特定の対象に対する恐れ、と定義されます。対人恐怖、不潔恐怖、広場恐怖など、対象も人や物に限らず、見えないものや特定の状況に対する恐怖などもみられます。かかりつけ医がよく遭遇する恐怖はパニック障害の広場恐怖(狭い空間、電車内、歯科の診察台など)、心気症の疾病恐怖症などがあります。

【症例】運転が怖くなった女性
65歳女性。小学校教師として定年まで勤めあげたが、独身で一人暮らしであった。ある日、将来のことを考えて時漠然とした不安に襲われ、動悸と息苦しさ、身体的違和感があった。からだの病気が心配になり、いくつかの病院を受診したが、異常所見はみつからなかった。
別の日に車を運転中、突然動悸、めまい感、息苦しさを自覚し路肩に停車し救急車を要請したが、搬送先の病院で精査しても異常所見はなかった。それ以降もしばしば運転中や電車の中で同様な発作が起き、次第に運転や人混みを避けるようになったため、外出がめっきり少なくなった。姉に付き添われて当院を受診した。
【対応】
パニック障害の症例、頻回のパニック発作に加えて自動車に乗ることができないという広場恐怖もみられます。発作の回数や予期不安,回避などの減少が治療目標であり、薬物療法と認知行動療法を開始したところ症状は改善し、徐々に活動範囲も広がってきました。
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抑うつ気分

気分が落ち込み、憂うつな状態であり、通常うれしいことや楽しいことをそうであると感じません。うつ病は心理的な原因や誘因がないことも多いです。

【症例】うつ病に気づかれなかった男性
55歳男性、公務員、仕事のトラブルや家庭内の問題もみられなかったが、1ヶ月前から妻と夜中まで「生きていることの意味」について話合うなど、いつもと様子が違っていた。職場で口数が少なくなり、勤務後の酒の付き合いもなくなり同僚からは元気がないと心配されていた。高血圧でかかりつけの内科で倦怠感、食欲不振、不眠を訴えたが、血液検査上異常がなく抗不安薬が処方され、経過観察となった。その後、大量服薬をして救急外来を経て、精神科に紹介となった。
【対応】
家族、職場、かかりつけ医も精神疾患とは全く気づかなかったケースです。抑うつ気分は主観的な症状であるので、本人が訴えるか、周囲が疑って聞き出さない限りわからないことがあります。
うつ病の患者の9割程度は一般に不定愁訴(頭痛、めまい、微熱、倦怠感、胃部不快感、動悸、腰痛、頻尿)と呼ばれる身体症状を訴え、まず内科、婦人科、脳外科、耳鼻科などを受診し、その後、精神科へ紹介されることが多いです。
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妄想

正しくないことをそうであると確信して訂正が不可能な思考内容のことをいいます。
よく遭遇する妄想は、統合失調症の「被害関係妄想(命を狙われている)(行動が監視されている)」「追跡妄想(後をつけられている)」、認知症の「物盗られ妄想」「嫉妬妄想」、妄想性障害の「被害妄想」です。レビー小体型認知症では幻視に基づいた妄想がみられることがあります。

【症例】一日中、夫を責める妻
70歳女性Aさん、5年前よりアルツハイマー型認知症の診断を受けている。夫に対して「愛人の家に行った」「浮気をしている」「隠れてメールをしている」などと攻め立てるようになり、夫の下着に女性の香水や毛髪が付いていると主張して、証拠のシャツを自宅に訪れた人に見せたりして、説得にも応じない状態が続いた。このため夫は疲弊してしまい、ケアマネージャーに相談し、彼女は付き添われて渋々来院した。
【対応】
夫が否定しても患者さんなりの「証拠」を根拠に夫の不定を責め続けたケースです。当初周囲は妄想に対して強く否定するが、否定すればするほど妄想が確信に変わり、言動がエスカレートします。訂正困難な妄想があるので、説得する前に治療を促すのが先決です。
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幻覚

実際に存在しない知覚を感じることをいいます。基本的には五感に応じた幻覚があり、視覚に関する幻覚は幻視、聴覚の幻覚である幻聴、触覚の幻覚である幻触もみられます。幻覚でもっとも頻繁にみられる重要な症状は「幻聴」です。幻聴の明瞭度や内容はさまざまで、不明瞭な雑音のようなものからはっきりと言葉として聞こえるものまでがあり、さらに患者に命令・助言する声、患者の言動についてコメントを伝える声、複数の人が患者について話し合う声などに分けられます。

【症例】脅かす声に怯える若者
19歳、男性Cさん、両親に伴われて来院した。両親によれば、「数日前から、不安そうで、とても緊張している。大学も休んでいるが、この家は危ないと言って、急に外に飛び出そうとする。夜はほとんど眠らず、食事も手を付けようとしない」とのことであった。診察で、Cさんは「脅かすような話し声が聞こえる。いつも監視されていて、狙われている。何かたいへんなことが起こるのではないか」と怯えた表情で述べた。
【対応】
統合失調症の急性期で、非定型抗精神病薬の投与を開始したところ、幻聴や妄想などの精神症状はすみやかに軽快し、意志の疎通が可能となりました。
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錯覚

実際に存在する知覚を誤って認識すること、五感に応じた錯覚がありますが、日常診療で遭遇するものに、視覚に関する錯覚である錯視が挙げられます。

【症例】ヘビがいると夜中に騒ぎ出したお年寄り
85歳女性、アルツハイマー型認知症。夜間になると電気を点灯させるひもを指しては「ヘビがいる!ヘビがいる!」と興奮して騒ぎ立てる。この時はいつもと違って声かけをしても反応は鈍く、会話も成立せず、視線も泳いでいる状態となる。
【対応】
家族と付き添われて当院に受診し、チアプリドを服用させたところ、夜間に興奮することはなくなりました。錯視は夜間せん妄で起こすことが多いです。患者の目につく日常生活で使用するものが、恐怖の対象になることもあります(カーテンが人に見える,クーラーが猫に見える)。
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やる気がでない、何をやるのも億劫(意欲低下)

何事もやる気が起きず、行動に移すことも億劫なことであり、「やりたいけどできない」など自分自身がある程度そのことを苦痛に感じているか自覚しています。うつ病やうつ状態、認知症、脳血管障害などに多くみられます。

【症例】料理ができなくなった主婦
60歳女性、3ヶ月前より食事を作るのが億劫になり、スーパーで惣菜を買ってすませることが増えてきた。疲れやすく、頭痛、めまい、胃部不快感、食欲もなく体重がここ2ヶ月で3キロ減少、夜も眠れなくなり気分もすぐれないため、近医内科受診したが、血液検査で異常所見は認めず、前医の紹介で当院を受診した。
【対応】
うつ病の重要症状として、身体症状(倦怠感、頭痛、肩凝り、めまい、ふらつき、動悸、息苦しさ、胸部圧迫感、腰痛、手足の、胃部不快感、食欲低下脱力感、不眠など)や抑うつ気分、興味関心の減退の他に意欲低下がみられます。うつ病の意欲低下は、不安や抑うつ症状など他の症状が改善した後しばらく改善が遅れることがあるので、根気よく治療していく必要があります。
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物忘れ

  1. 中核症状
    1. 記憶障害

      記憶障害とは、その名の通り自分の体験した出来事や過去についての記憶が抜け落ちてしまう障害のことを言います。 私たちのような自覚のある物忘れとは違い、自覚がなく、それゆえに日常生活に支障が出てきます。また、最近のことからだんだん忘れていくという特徴があります。

    2. 記憶障害の症状
      1. 初期の症状

        初期段階では、新しい事柄が覚えられないこと(短期記憶障害)で、日常的に同じことを繰り返し聞いてくることがあります。また物をしまった場所も忘れたりするので、探し物が多くなることもあります。あるいは水道の蛇口を閉め忘れて水を出しっぱなしにしたり、火をつけっぱなしにしたりして鍋を焦がしてしまうこともあります。

      2. 中期の症状

        病気が進行してくると、体験そのものを忘れていきます(エピソード記憶障害)。物をしまったことそのものを忘れてしまいますので、探し物に加えて誰かが盗ったという妄想につながりやすくなります。あるいは食事を摂ったことそのものを忘れてしまいますので、「食事はまだ?」と訊いてきたりします。

      3. 後期の症状

        さらに進行すると、昔のことも忘れてしまったり(長期記憶障害)、身体になじんだはずの包丁の使い方も忘れてしまったり(手続き記憶障害)、言葉の意味も分からなくなって「あれ」とか「それ」とか、よく使う特定の言葉だけを使うようになったりします(意味記憶障害)。

    3. 見当識障害
      1. 見当識とは、今日は何月何日であるかとか、何時であるかなどの時間や季節、今自分がいる場所はどこなのか、また誰と話をしているかなど、自分が置かれている状況や場所などを認識する事を言います。
      2. これらのことが正確に認識できなくなる事を「見当識障害」といいます。
    4. 失語
      1. 講音障害はないのに話したいと思っていることがうまく話せない状態
    5. 失行
      1. 運動機能が損なわれていないのに動作が遂行できない状態
      2. 手足に不自由がないのに服の着替えがうまくできなくなること
    6. 失認
      1. 感覚機能が損なわれていないのに対象を認知できないこと
      2. 鏡に映った自分を他人と思ってしゃべりかけたりすること
    7. 実行機能
      1. 計画を立てたり順序立てたり抽象化することができないこと
      2. 普段使っている家電製品(テレビのリモコン、携帯)の操作がわからなくなる
    8. 上記認知機能が1つ以上損なわれているとき、認知症が疑われます。
  2. 中核症状を認めるため日常生活や社会生活に支障を来しており、それが6ヶ月以上続いていればアルツハイマー型認知症の可能性が高いです。
  3. 長谷川式簡易知能評価スケールで20点以下であれば認知症と考えられ、重症度の判断に役立ちます。
  4. 頭部MRIなどの画像検査によって、前頭葉皮質、側頭葉-頭頂葉皮質、海馬などの萎縮があれば、診断の大きな助けになります。
  5. 治療は薬物療法とデイケアが主体となります。
  6. 介護は、在宅の場合は介護者(配偶者、子ども、子どもの配偶者、兄弟など)の負担が大きいため、介護保険制度を使うことにより、この問題を軽減できます。要介護認定を受けることにより、在宅の場合はホームヘルパー、デイケア、ショートステイなどの援助を受けることができます。
  7. 精神症状の程度の強い時には「精神科クリニック」や「精神科病院」へ、重篤な身体疾患を伴う場合には「精神科のある総合病院」へ、在宅が困難で日常生活に対する介護が必要な場合には「特別養護老人ホーム」への入所、リハビリ中心に在宅復帰を目的とする場合は、「老人保健施設」への入所となります。
  8. 認知症では、記憶障害や認知機能の障害(失語、失行、失認、実行機能障害)などの中核症状に加えて、周辺症状が現れることがあります。周辺症状には、幻覚、妄想、徘徊、異食、不眠、暴言、暴力、行方不明などです。これらの症状は、重症度が中等度以上で現れやすく、周辺症状は介護する家族を悩ませます。介護者のうつ病は、このような状況で起こることが多いです。この場合、介護者の精神科治療が必要となります。
【症例】記憶を失っていく男性
70歳男性。妻と同居。2年前より同じ話をすることが多くなり、買い物を頼んでも指示した物を買ってくることができなくなった。1年前から前日の出来事を忘れてしまい、朝になると「仕事に行く」と言って出て行こうとする。当初は妻がなだめながらやり過ごしていたが、抵抗して怒鳴ったり、妻に乱暴を振るったりすることがしばしば起きるようになる。知人の紹介で当院受診し、医療と介護保険サービスを導入することになった。
【対応】
アルツハイマー型認知症は緩徐な進行であることが多く、家族が医療や介護保険サービスを導入するタイミングがわからないことがしばしばあります。
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無関心、無感情、無気力(アパシー)

意欲低下と似て、様々なことに関心がなく、何にもやろうとしない状態であるが、本人はそのことを自覚したり悩んだりすることは余りありません。他人に指示された時にはその通りに行動することがあります。認知症や脳血管障害、頭部外傷などでよくみられます。

【症例】終日ボーッとしている男性
50歳男性、1年前に仕事中に脳梗塞を発症し左片麻痺となる。入院中はリハビリも自発的にしようとせず、退院して自宅に戻ってからも1日中ソファーに座っている。このままでは職場復帰は望めないため母親が心配になり当院を受診した。
【対応】
脳血管障害後にみられる本症例のようなケースではうつ病との鑑別が重要となります。アパシーの場合は、抗うつ薬、抗パーキンソン病薬や脳循環改善薬を使用することが多いです。傷病手当の申請をして、薬物療法を開始したところ、アパシーは回復してリハビリにも積極的になり、6ヶ月後に無事復職を果たしました。
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代表的な病気

うつ病

うつ病はあらゆるすべての疾患の中で4番目に頻度の高い疾患であり、うつ病の有病率は約5~6%、生涯有病率(一生のうち一度はかかる率)が15%(女性は25%)と、誰でもがかかる可能性のある病気です。

憂うつ、悲しい、興味がなくなる、喜びがなくなる、気分が落ち込む、絶望感、孤独感、意欲がなくなる、イライラする、落ち着かない、自分に価値がない、自責感、思考力低下、集中力低下、持続力低下、注意力散漫、死にたい、消えてしまいたい。これらはすべてうつ病の症状です。

⇒うつ病の詳細

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パニック障害

心臓がドキドキする、呼吸困難、死ぬのではないか、発狂するのではないかという恐怖、発汗、めまい、ふるえ、窒息感、 発作が起こるのではないかという恐怖、外出できない、乗り物に乗れない、現実感の喪失。これらはパニック障害です。

パニック発作はいつも突然起こり、10分以内に症状はピークに達して、その後1時間以内に自然と治まります。

⇒パニック障害の詳細

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社交不安障害

人前で話す、電話する、食事をする、字を書くのが極端に不安になる。これは社交不安障害(社会不安障害)です。「あがり症」、「赤面症」と呼ぶこともあります。

初対面の人にあいさつをしたり、大勢の人の前で話そうとすると、ドキドキしたり声がふるえたり赤面してしまうことは、誰しも経験したことがあると思います。

⇒社交不安障害の詳細

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統合失調症

統合失調症は、こころや考えがまとまりを欠いてしまう脳の病気です。そのため気分や行動、人間関係などに様々な影響が出てきます。100人に1人くらいがかかるといわれている、それほど珍しい病気ではありません。

統合失調症には、健康なときにはなかった状態が表れる陽性症状と、健康なときにあったものが失われる陰性症状があります。

⇒統合失調症の詳細

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適応障害

日常生活において、誰しもストレスに直面します。家庭では、夫婦の不和や子どもの教育問題、職場では人間関係の悩みや過重労働、転勤、退職などです。そしてこれらのストレスにうまく適応できなくなると、しばしば身体的、精神的な症状が出てきます。

たいていの場合は一定範囲内にとどまり短期間でおさまりますが、時と場合によっては予想以上に大 きくなり「病的な」レベルに達することもあります。すると仕事や学業、家庭生活に悪影響が及びます。

⇒適応障害の詳細

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発達障害

発達障害というのは、子どもの精神機能が発達する過程で起きることがある、さまざまな障害の総称です。

主な発達障害には、読む・書く・計算するなどの能力のうち、どれかが極端にできないLD(学習障害、限局性学習症)、多動で落ち着きがなく物事に集中するのが困難なADHD(注意欠如・多動性障害)、冗談や比喩を理解できずに言葉を額面どおりに解釈したり、特定のものごとへのこだわりが強かったりする自閉症スペクラム障害ASD(自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群)などがあります。

⇒発達障害の詳細

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睡眠障害

睡眠障害(不眠症)とは、実際の睡眠時間の長短にかかわらず睡眠不足感が強く、日常生活を送るうえで支障がおきる状態のことです。睡眠には個人差が大きく、短い睡眠時間でぐっすり眠る人もいれば、8時間以上眠らないとだめな人もいます。また、加齢とともに、眠りが浅くなったり、朝早く目が覚めたりすることはよく知られています。

現代の複雑多様なストレス社会にあって、不眠に悩まされている人は多く、日本では不眠の出現率は一般人口の約20%(5人に1人)といわれています。

⇒睡眠障害の詳細

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認知症

認知症は、脳の構造そのものに変化が生じておこる病気(脳器質性疾患)です。いったん正常に発達した知能が、低下をきたす点が特徴です。脳の構想にそのものに何らかの変化が生じて起こる病気です。

高齢になるほど認知症になる比率は上昇するといわれています。85歳以上になると5人に1人となり、75歳以降に急激に認知症の有病率が増加します。

⇒認知症の詳細