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町田市森野の心療内科, 精神科, 精神神経科, 神経内科, 内科

発達障害

 
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発達障害の症状経過

ADHD(注意欠如多動性障害)

不注意

勉強や仕事に集中できない。すぐに飽きる。相手の話を聞かない。
ものを忘れたり、なくしたりする。ケアレスミスが多い。

衝動性

会話中に相手の話しをさえぎる。思いつきをすぐに言動に移してしまう。
気に入らないことがあると感情的・攻撃的になる。

多動

落ち着きがなく、走り回わる、手足をぶらぶらする。お喋りがとまらない。
学校で椅子に座って話しを聞くことができず、教室から飛び出してしまう。

自閉症スペクトラム障害(アスペルガー症候群)

社会性の問題

他人との関わりや相手の気持を理解するのが苦手。

対人コミュニケーションの質的問題

冗談や比喩が理解できない。話し方が回りくどく、細部にこだわりやすい。 ひとの表情や態度、身振りなどから相手の気持ちをくみとれない。

想像力の問題

抽象的な事柄をイメージしたり、理解するのが難しい。
同じ状況へのこだわりが強く、新しい状況に柔軟に対応することが難しい。

感覚の過敏と過鈍性

音や臭い、痛みなどの感覚が過度に敏感あるいは鈍感。

発達障害というのは、子どもの精神機能が発達する過程で起きることがある、さまざまな障害の総称です。主な発達障害には、読む・書く・計算するなどの能力のうち、どれかが極端にできないLD(学習障害、限局性学習症)、多動で落ち着きがなく物事に集中するのが困難なADHD(注意欠如・多動性障害)、冗談や比喩を理解できずに言葉を額面どおりに解釈したり、特定のものごとへのこだわりが強かったりする自閉症スペクトラム障害ASD(自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー症候群)などがあります。

発達障害者(児童から成人を含めて)は人口の1割以上いるとみられ、重い特性から軽い特性まで連続体(スペクトラム)として存在すると考えられます。特性が社会的に高く評価され、類いまれな業績を残す人もいます。

脳の機能障害のため社会生活で困難を抱えやすく、発達障害という脆弱性を有する人が社会的ストレス(学校、仕事、対人関係)によって、不適応を起こしたとき、その社会性のつまずきに伴う種々の精神症状(抑うつ症状、不安症状、解離症状)、身体症状、行動障害(拒食・過食、嗜癖、自傷、暴力、引きこもり)などを呈して精神科や身体診療科の外来を受診します。

アスペルガー症候群はASDの一タイプで、男性が女性の4〜5倍。知的障害や言語障害は伴わないが、相手の気持ちを察したり空気を読んだりするのが苦手で、コミュニケーション面で周りと齟齬(そご)が起きやすい。反面、数字や歴史などに強く、記憶力抜群で特定の分野で才能を発揮することもあります。

現在、ADHD治療薬として日本で承認されている薬は、コンサータ(メチルフェニデート塩酸塩徐放剤)とストラテラ(アトモキセチン塩酸塩)の2種類です。当院では2種類とも院内での処方が可能です。

 

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ADHDの分類

ADHDの症状の現れ方は人によって異なりますが、「不注意優勢型」「多動衝動性優勢型」「それら2つの混合」の3つのタイプに分ける事が出来ます。

  • ①不注意優勢型
    • 注意する方向がそれやすく、集中することに困難さがある
  • ②多動衝動性優勢型
    • 内的落ち着きなさや動き回ることが多く、待てない
  • ③混合型
    • ①と②が混在
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小児と成人のADHDの症状

ADHDの症状 小児 成人
不注意症状
  • 注意を持続するのが困難(勉強、遊びなど)
  • 与えられた課題をやり終えることができない
  • 気が散りやすく、忘れっぽい
  • ケアレスミスが多い
  • 人の話を聞かない
  • 指示通りの行動ができない
  • 課題などを順序だててできない
  • 整理整頓や片付けができない
  • 物をなくしたり、置き忘れたりする
  • 興味があるものには集中しすぎて、切り替えが難しい
  • 行動が他の子よりもワンテンポ遅れる
  • 外出の準備がいつも間に合わない
  • 注意を持続するのが困難
  • (会議、事務処理、読書など)
  • 日々の活動(電話の折り返し、メールの返信、伝票の支払い、会議の約束など)を忘れる
  • 段取りが苦手で、やるべき仕事を先延ばしする
  • 仕事が遅い、非効率的
  • 同時平行作業(マルチタスク)が苦手
  • 予期しない変化が起こると、パニック(混乱、動揺)しやすく、臨機応変対応が困難
  • 時間管理やスケジュール管理が下手
  • 時間が守れず、遅刻が多い
  • 片付けが苦手
  • 物をなくしたり、置き忘れたりする
  • 約束を守れない、約束自体を忘れてしまう
  • 見通や予測立てるといった時間感覚がない
多動症状
  • 過度におしゃべりをする
  • 自分の事ばかりを話してしまう
  • 落ち着いて座っていられない
  • 静かに遊んだり、課題に取り組むことができない
  • あちこち動き回ったり、体をそわそわ動かす
  • 走りまわったり、よく考えずに行動したりする
  • 自分のことばかりしゃべってしまう
  • おしゃべりに夢中になり家事を忘れてしまう
  • 会議中、仕事中そわそわして、落ち着かない
  • 内的な落ち着きなさい
  • 感情が高ぶりやすい
  • 自ら多忙な仕事を選ぶ
  • 目的のない無駄な動きをする(貧乏揺すり)
衝動性症状
  • うっかり答えを口に出す
  • 順番を待つことができない
  • ルールを守れない
  • 他人に口を挟んだり、邪魔をしたりする
  • 他人のものを許可を得ずに使い始める
  • 乱暴な子、反抗的という目で見られやすい
  • 易刺激的、短気
  • 感情がたかぶりやすく、イライラしやすい
  • 思ったことをすぐに言ってしまう
  • (不用意な発言)
  • 危険な運転(スピードの出し過ぎ、信号無視、無理な追い越し)、交通事故をよく起こしたりする
  • アルコールや喫煙、カフェイン、薬、ギャンブルなどへの依存傾向
  • リスクのある性行動
  • 衝動買い、金銭管理が苦手
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それぞれの発達障害の特性

それぞれの発達障害の特性

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様々な発達障害のタイプがあります

以下の例は発達障害の症状における特性の一例であり、他にも様々なタイプの特性があります。また、これらの特性だけをもって断定されるものではありません。

自閉症の人の例

急に予定が変わったり、初めての場所に行くと不安になり動けなくなることがよくあります。そんな時、周りの人が促すと余計に混乱して突然大声を出してしまうことがあります。周りの人には、「どうしてそんなに不安になるのか分からないので、何をしてあげたらよいかわからない」と言われてしまいます。

しかし、よく慣れた場所では誰よりも一生懸命、活動に取り組むことができます。

アスペルガー症候群の人の例

他の人と話している時に自分のことばかり話してしまって、相手の人にはっきりと「もう終わりにしましょう」と言われないと、止まらないことがよくあります。周りの人には、「相手の気持ちがわからない、自分勝手でわがままな」と言われてしまいます。

しかし、大好きな虫のことになると、博士と言われるぐらい専門家顔負けの知識を持っていて、お友達に感心されます。

学習障害(LD)の人の例

会議で大事なことを忘れまいとメモを一生懸命とろうとするのですが、本当は書くことが苦手なので、書くことに集中しようと気を取られて、かえって会議の内容が分からなくなることがあります。後で会議の内容を周りの人に聞くので、頑張っているのに周りの人には、「もっと要領良く、メモを取ればいいのに」と言われてしまいます。

しかし、苦手なことを少しでも楽にできるように、ボイスレコーダーを使いこなしたり、その人の不得意に応じた他の方法を取り入れる工夫をすることができます。

注意欠如多動性障害(ADHD)の人の例

大切な仕事の予定をよく忘れたり、大切な書類を置き忘れたりしてしまいます。周りの人にはあきれられ、「何回言っても忘れてしまう人、同じミスを繰り返す人」と言われてしまいます。

しかし、気配り名人で、困っている人がいれば誰よりも早く気づいて手助けすることができます。

その他の発達障害

上記の3つのタイプの他にも、「トゥレット症候群」のようにまばたき・顔しかめ・首振りのような「運動性チック症状」や、咳払い・鼻すすり・叫び声のような「音声チック」を主症状とするタイプのものも、発達障害者の定義には含まれています。

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様々なタイプを踏まえて対応します

これらのタイプのうちどれにあたるのか、実際には障害の種類を明確に分けて診断することは大変難しいとされています。障害ごとの特徴が、それぞれ少しずつ重なり合っている場合も多いからです。また、年齢や対人関係、環境により目立つ症状が違ってくるので、診断された時期により、診断名が異なることもあります。

大事なことは、その人がどんなことができて、何が苦手なのか、どんな魅力があるのかといった「その人」に目を向けることです。そして、その人その人に合った支援をすることが大切です。